11月7日 同志社大学にてフィリピンの若者を呼んで現在フィリピンで続いている「政治的殺害」の問題を中心に話をしてもらいました。
この講演会は、全国企画として東京・山口・関西で企画をおこないました。
フィリピンで起きている政治的殺害の問題を私たち自身の問題として考えていかなければなりません・・
とりあえず、写真だけ。



山口での様子。。観光も含めて楽しく、充実したスピーキングツアーになったようです☆


東京の様子。

フィリピンでは、農民の土地のほとんどが大地主と農業資本によって占有されていること、そのなかに、グローバリゼーションのなかで、民営化がすすみ、鉄道や水や石油が、なんと外国資本に売り渡されようとしているそうです。農業も外貨に渡され、農民がスラムに流れたり、プランテーションの労働者になったりする。
また、日本とフィリピンでFTA(自由貿易協定)が締結され、日本による経済侵略がますます強まるようです。具体的には電気、セメント、衣服が日本からフィリピンに入り、漁業などの海洋資源や天然資源もおびやかされるようです。これらは、フィリピンの地域経済の破壊を招くでしょう。あとなんか、ゴミも送られるようで(!)141種類の廃棄物を、フィリピンで処理するようになるらしい。
ほんの一面でしょうが「先進国」(帝国主義本国ってやつっすか)に住む者として、こうした構造に「支えられる」生活ってなんなんでしょう、、とか思いますわね。
9・11以降、アメリカのブッシュ政権は、「対テロ戦争」をはじめました。それに対し、フィリピンのアロヨ政権は、アメリカの要求を上回る支援をしています。
アロヨ政権は、フィリピン共産党、新人民軍、モロイスラム解放戦線といった革
命闘争や解放闘争をたたかう人々を「テロリスト規定」し、アメリカのお墨付き
のもと、殺害や弾圧をほしいままにしています。この7年間で、社会運動をする労
働者、農民、学生、青年、宗教者、弁護士、ジャーナリスト、886人が殺され、179
人が行方不明になっています。いわゆる政治的殺害というやつですが、フィリピ
ン国軍が関与していることはあきらかで、国際的にもけっこう問題になっていま
す。レングアさんの所属するアナクバヤンやLFS(フィリピン学生同盟)も、
処刑対象になっていて、何人かメンバーが殺されています。去年の6月26日には、
農村に入っていた2名の女子学生が拉致され、いまだに解放されていません(2名
については、国軍基地で目撃したという証言があります)。
政治的殺害は、フィリピン政府による超法規的死刑執行であると同時に、アメリ
カによる「対テロ戦争」のフィリピン版ともいえそうです。
そのなかで、昨年フィリピンに展開している米兵が、集団レイプを起こしました
。ひとりは、終身刑を受けました。しかし、直後にアメリカ大使館に引き渡され
てしまいました。
まさに、フィリピンにおけるグローバリゼーションと「対テロ戦争」という話で
す。
日本とフィリピンの間にさらに経済的な不均衡を招くような、EPA(経済連携
協定)も焦点してきたいものです。日本の国会では、批准されましたが、フィリ
ピンでは、民衆のたたかいで国会での批准ができてません。
アナクバヤンは、フィリピン全土に200の支部があり、2万人の会員がいるそうで
す。すごい!
貧困層の青年の組織化にも力を入れています。